これから英語を勉強しよう、TOEICで点を取らなければならなくなったからもう一度英語を勉強しようそう思っている方々が英語の勉強を始める時に1つだけ必ずやっていただきたい事があります。
これをやらなければ、今後お伝えする全ての勉強法は意味がないと言い切ってしまっても過言ではないかもしれません。
さて、それは何でしょうか。
それは自分の今の実力をチェックする事です。
なんだそれだけかと思った人もいるでしょう。
しかし多くの人が軽く考えがちなこれこそが最短でTOEIC・英語の点数をあげるために最も重要な事なのです。もしあなたが遠回りでもいいからじっくり英語を勉強していきたいと思っているならこの記事は読む必要がありません。しかしそうでないのなら一読されておくことオススメします。
なぜ自分の実力をチェックする必要があるのか
世の中のすべての物事には順序があります。
例えば、僕は最近ゴルフを始めたのですがこのゴルフを上達させるにしても順序がありますよね。もし仮に僕がゴルフをうまくなりたいと思って、いきなり石川遼選手のスイングを見よう見まねでやったとしても上手くならないことは想像できるかと思います。
もしゴルフを上達させたいならば、僕が最初にすべきことはゴルフの基本的なスイングを覚えてボールをミートできるようにし、その次にパターとかの練習をすべきです。(初心者なので、それが正しいかはわかりませんが・・・)
そしてこれはゴルフだけに言えることではなく、どんなことでも一緒なのです。英語を学習するにしても、順序があります。英語が全くできない人が英語学習を始めるなら基礎からやっていくことが必要ですし、基礎が完璧だけど応用ができない人は応用が利くように勉強すべきです。
そのため、TOEICで点数を取りたいだとか、英語の成績をあげたいと思っている人は必ず自分のいまの実力を確認したうえで英語の勉強を始めることをオススメします。
それでは、実際にいまの実力を確認する方法をお伝えします。
1 「教科書の内容を理解しているか」
僕がまず誰かに英語の勉強法をお伝えするときは、これを確認しています。社会人の皆さんにとっては、「教科書なんて持ってないよ」と思われるかもしれませんが、意図としては教科書レベルの基礎英語は分かっていますか?ということを確認いただきたいということです。
学校の教科書というのは、馬鹿にしがちですが実は非常によくできていて本当に基礎中の基礎の文法を教えてくれるものです。ですので僕が確認していただきたいのは、英語の基礎的なことは理解できていますか?ということです。
2 理解しているかどうかの判断は?
では、教科書(レベルの基礎英語)を理解しているかどうかはどうやって判断すればよいのでしょうか??おそらく教科書といっても教科書をそもそも持っていないという方も多いかと思いますので一般的な参考書を例にしてお伝えしたいと思います。
基礎英語ができているかどうかの判断するには、まず何らかの基礎文法書を用意していただきたく思います。結局僕が先ほどから言っている基礎英語というのは「文法」のことなのです。
文法と聞いて拒否反応を示した方もおられるかと思いますが、文法を理解するのはどんな英語教育者も重要だと言っていますし英語ができるネイティブジャパニーズはみんなそれなりに文法を理解しています。(帰国子女の方はあまり理解してなかったりしますが・・)
またこのブログでは、皆さんが拒否反応を示す英語文法に関しても僕が過去の経験から独自に編み出した学習法をお伝えしていきますのでここは頑張って「文法」に関して取り組んでください。(ちなみに僕も文法は大嫌いです)
それでは本題に戻りますが、英語の基礎が理解できているかのどうかの判断は教科書(または文法の参考書)の各章の例文の意味がわかるかどうかです。
文法の参考書を1つでも持っている方はわかるかと思いますが、ほとんどの文法書では文法に関して章立てて解説しています。「1 動詞 2 助動詞 3仮定法 4過去分詞法」といった感じですね。そしてどの参考書でも章立てて分けられたうえで各章に例文が載っています。
僕が言っているのは、この各章に掲載されている例文の意味が分かりますか?(和訳できますか?)ということを聞いています。
例えば仮定法の章でこのような例文があったとします。
If he studied, he would get good marks.(もし彼が勉強したら、いい点数がとれるだろう)
この例文を辞書を使いながらでも訳すことができますか?という事です。なぜ辞書を使ってもよいか?と言いますと、それは単語の意味が分かる分からないはただ暗記しているか暗記していないかだけの話だからです。いま重要なのは、基礎英語が理解できているか否かなので知らない単語は全部調べても大丈夫です。
<文法力チェックの際に気をつけること>
・例文以外は基本的に読み飛ばす(分かっていることをもう一度確認する必要はありません)
・問題文などはやらない(基礎英語力の確認なので、ここに時間はかけません)
・「何となく分かっている」のは分かっていない証拠です。急がば回れではないですが、今後の学習効率を上げるためにも自分に真摯に向き合って分かっていないことはしっかり認識しましょう。
このように、各章の例文を全て確認していってください。そしてその各章の例文を読んでいって全て和訳できれば基礎英語はできていると思って間違いないと思います。
そしてもし仮に分からないところがあればあなたの基礎英語力は完全ではない可能性があります。そのつまづいたところから勉強し直して英語学習を始めることをオススメします。
このブログでも色々と学習法を書いていますが、基礎ができていないと色々やっても意味がないことがありますので、基礎ができていなかった方はまず別のカテゴリにある「英語初級編」で学んでいきましょう。ここでは、基礎英語力の勉強法やこれから英語をがじめる方を対象とした記事を掲載しています。
基礎が出来ている方は私がお伝えしていく勉強法を実践していきましょう。
それでは。今回は以上になります。
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